全国災害ボランティア議員連盟
基調講演 「近年の水災害と河川インフラ」
講師 国土交通省近畿地方整備局 河川部水災害予報企画官 佐中康起 氏
① 地球温暖化と水災害
② 近年の水災害の現状
③ 河川の整備
④ 出水時の対応
⑤ 防災情報の提供
⑥ 復旧・復興
たくさんのデータをお示しいただき、近年の水害の傾向についてご説明いただいた。
●長期的に見ると少雨と多雨の変動が増大していること(洪水も渇水も危険度が増大)
●高潮によるリスクが増大していること
●降水量増加で治水安全度が低下していること
●渇水の頻発・深刻化、地球温暖化による河川流量の変化
●局地的な大雨の増加傾向
最近10年(H10-19)と20年前(S51-62)を比較すると
時間50mmの大雨は、約1.5倍
時間80mmの大雨は、約1.8倍
●淀川水系弥陀次郎川(京都府宇治市)での水害
●越前市東部集中豪雨
●熊野川台風12号の被害
●神戸市戸賀川の水害等
●人的被害における高齢者の割合の増加
…など、その他数多くのデータをいただいた。会員の皆様が水害に関する議会質問をされる際に、活用させていただく許可も得ているので、その際には事務局までお問い合わせください。