全国災害ボランティア議員連盟
研修報告1 「災害ボランティア活動の環境整備」災害ボランティア活動における「ふくい方式」
*福井では、被災者の方々の多様なニーズにこたえられるパワフルなボランティアセンターをめざし、多様な団体が強みを生かしながらコラボレーションするスタイルをとっている。
県域でのセンター設置・運営に関する仕組み
平成7年、ナホトカ号重油災害で、約15万人の災害ボランティア活動が展開されたが、センター設置に当たり、資金・人材等で苦慮したので、その後ファンドを創設し、福井県災害ボランティアセンター連絡会(県事務局、社協、NPO、JCなど関係15団体)の仕組みを作り、人材育成などを行った。
平成16年福井豪雨災害で5市町が被災。ファンドや連絡会のおかげでスピーディーなセンター立ち上げができた。6つのボランティアセンターと1つのサテライトを設置、約6万人のボランティア活動で、基金は約7,000万円取り崩し。
その後、「災害ボランティア推進条例」策定。
市町での取り組み
市町単位でのボランティアセンター連絡会ができ(4市)、それぞれに人材育成も始まる。
平成24年、越前市東部集中豪雨発生。市単位でのセンター設置・運営。財源は市と県基金(ボランティア保険)。